起業・会社設立のロゴ準備ガイド
いつ・何を・いくらで

定款、登記、法人印、口座開設。設立準備のどのタイミングでロゴを作ればいいのか。手続きの時系列にロゴ準備を重ねて、この1ページで解説します。

執筆・監修:小宮大輝(株式会社シンプルワークス ロゴデザイン責任者/ロゴデザイン歴13年・制作5,000作品以上)|読了目安 約6分|最終更新:2026年7月12日

先に結論(30秒版)
  1. ロゴの着手は「社名確定」の時点。登記完了を待つ必要はなく、定款・登記の待ち時間が検討期間になる
  2. 発注の順番はロゴ→名刺・封筒→サイトの玉突き。ロゴが遅れると全部が遅れる
  3. 費用は完成ロゴ購入なら3〜8万円・数日。オーダーメイドなら3万〜50万円・2週間〜2ヶ月
このページでわかること
  1. 設立手続きとロゴ準備のスケジュール表
  2. 起業ロゴの決め方3視点(10年・拡張・商標)
  3. やってはいけない3つ
  4. 費用と依頼先の比較
  5. 創業でロゴを購入したお客様の声
  6. FAQ(経費処理・個人事業・最短日数)

設立手続きとロゴ準備のスケジュール表

会社設立の手続きは、書類の作成と「待ち時間」の繰り返しです。この待ち時間をロゴの検討にあてると、開業日から逆算した準備がもっともきれいに流れます。

時期設立の手続きロゴまわりでやること
社名決定定款の作成準備ロゴの検討を開始(社名が確定すれば着手できる)
定款認証〜登記申請法人実印の作成、資本金の払込ロゴを決定し、社名の文字入れまで完了させる
登記完了法人口座の開設、税務署への届出名刺・封筒・Webサイトを発注(ロゴ確定済みなら即日発注できる)
開業営業開始看板・SNSアイコン・請求書テンプレートへ展開

※株式会社の一般的な流れです。合同会社は定款認証が不要など、会社形態により手続きは異なります。

相談者
社名は決まりましたが、ロゴは登記が終わってからでいいですよね?
小宮
待つ必要はありません。社名が確定した時点でロゴは作り始められます。実務では、定款認証や登記の待ち時間がちょうどロゴの検討期間になります。登記完了後すぐに名刺と口座へ進みたいなら、並行が正解です。

起業ロゴの決め方3視点

起業時のロゴには、通常のロゴ選び(依頼方法ガイド参照)に加えて、創業期ならではの3つの視点があります。

  1. 10年使えるか創業ロゴは会社の歴史そのものになります。流行の書体・質感は数年で古びるため、「10年後の会社案内に載っていて違和感がないか」で判断してください。
  2. 事業の拡張に耐えるか創業時の事業内容を絞り込みすぎたモチーフ(例:弁当箱のマークで始めて、後にケータリング・食品卸へ拡大)は窮屈になります。迷ったら、業種を限定しないイニシャル型が安全です。
  3. 商標の類似確認を済ませたか社名は登記できても、類似商標があるとロゴ・サービス名として使えない場合があります。決定前に特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)での確認をおすすめします。

やってはいけない3つ

やってはいけない理由
「仮ロゴ」のまま名刺を印刷する取引先に配った名刺は回収できません。後で本ロゴに変えると、初期の取引先にだけ古いマークの印象が残り、刷り直し費用もかかります。
権利の不明確なロゴで公開に踏み切るフリー素材や生成ツールのロゴは、商用利用範囲・独占性が不明確な場合があります。サイトや登記書類に使った後で権利問題が出ると、損害が事業全体に及びます。
ロゴを後回しにして発注を止める名刺・封筒・サイト・看板はすべてロゴ待ちです。1週間の後回しが、そのまま開業準備全体の1週間の遅れになります。

費用と依頼先の比較

依頼先費用目安納期目安創業期との相性
デザイン制作会社10万〜50万円以上1〜2ヶ月資金調達済みでブランド全体を設計する場合に
クラウドソーシング3万〜10万円前後2週間〜1ヶ月半要件を言語化でき、開業まで時間の余裕がある場合
AIロゴメーカー無料〜1万円前後即時構想段階の仮ロゴ向け。商用利用範囲・独占性は自分で確認が必要
完成ロゴの購入3万〜8万円前後数日(文字変更込み)設立の待ち時間内に完結する。開業費を抑えたい創業期と相性が良い

どの依頼先でも、著作権譲渡・修正対応・ai(ベクター)データ納品の3条件を確認してください。この3つが揃っていれば、名刺から看板まですべての発注にそのまま使えます。依頼の仕方の詳細は「ロゴ作成の依頼方法 完全ガイド」をご覧ください。

創業でロゴを購入したお客様の声

ロゴマーケットには1,800件を超えるレビュー(平均評価4.92/5.00・2026年7月時点)が寄せられています。会社設立・開業のお客様の声をご紹介します。

設立しようとしている新会社のロゴを作成いただきました。このロゴは見た瞬間に、新会社の理念を表す形だと直感しました。解説を読むと題名が「未来へと続く」となっており、ロゴに込めていただいた想いも新会社の理念にぴったりでした。
会社設立・2021年ご購入(ひかり様)
担当の方は常に迅速に、丁寧に、こちらの意図をくんで的確なご提案をしてくださいました。素敵なロゴに出会えて、開業が楽しみになりました。
開業準備・2020年ご購入(匿名)

出典:ロゴマーケット「お客様の声」より抜粋(読みやすさのため一部要約しています)。

設立準備と並行して、候補だけ先にもらう(無料)

「定款の作成で手一杯で、ロゴまで頭が回らない」という時期こそ、ロゴ無料提案が役に立ちます。業種・ご希望のイメージ・色を約1分の質問でお伺いし、当社のデザイナーが31,000点以上から候補5点を選定理由付きで無料提案します。設立の待ち時間に候補を眺めて、気に入ったものがあればそのまま数日でロゴが確定します。購入義務はありません。

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よくあるご質問(起業・会社設立のロゴ)

会社設立でロゴはいつ作るべきですか?

社名が確定した時点で着手するのが最適です。定款認証や登記の待ち時間がちょうど検討期間になり、登記完了と同時に名刺・サイトの発注へ進めます。

ロゴの費用は経費にできますか?

事業のために作成したロゴの費用は、一般に経費として処理できます。設立前の支出は創立費・開業費として扱える場合があります。具体的な処理は税理士にご確認ください。

最初は社名の文字だけのロゴでもいいですか?

問題ありません。ただしSNSアイコンやfaviconでは文字が読めなくなるため、頭文字やマークを切り出せる設計にしておくと後から作り直さずに済みます。

商標登録はいつ考えればいいですか?

類似する既存商標がないかの確認だけは、ロゴ決定前に済ませてください。登録の時期は事業計画に応じて、弁理士など専門家にご相談ください。

個人事業主でもロゴは必要ですか?

屋号で営業するなら効果は法人と同じです。法人成りしたときも、屋号ベースのロゴはそのまま使い続けられます。

最短でどのくらいで用意できますか?

完成ロゴの購入なら、社名への文字変更を含めて数日で使用開始できます。開業日が迫っている場合はこの方法が現実的です。

この記事の執筆・監修
ロゴデザイン責任者/エキスパートロゴデザイナー

ロゴデザイン歴13年。これまでに制作したロゴは5,000作品以上。住宅・建設・不動産、IT、医療・介護、飲食店など幅広い業種のロゴ制作経験を持ち、現在はロゴ販売サイト「ロゴマーケット」(運営15年・販売実績1万件以上)のデザイン品質管理と、「ロゴ無料提案」の候補選定を統括している。

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